くつろぐ場所であるべき自宅で仕事をしやすい環境を作るって、なかなかハードル高いですよね。
それでも在宅ワークをする以上、仕事のしやすい環境作りはとても大事。
重視する内容は人によって違いますが、外せないというポイントから優先的に整えていくといいでしょう。
ここでは、これから在宅ワークを始める人にも、今まさに環境作りに頭を悩ませてる人にも読んでほしいポイントをいくつか内容別に解説していきます。
在宅ワークの環境づくりで最初に決めるべき3つのポイント
在宅ワークの環境作りと一言で言っても、仕事内容によって適した環境は違います。
集中しやすい環境が人によって違うのも当然ですよね。
ここではまず、自分の仕事内容や働き方や、作業に必要なスペース、予算や優先順位などを考えていきましょう。
仕事内容と働き方から必要な環境を洗い出す
まず、自分の仕事内容と働き方を考えて、必要な環境の条件を洗い出しましょう。
例えば、ウェブライター。
子どもを学校に送り出してから帰ってくるまでの、一人になれる日中が仕事時間です。
ウェブライターは、テーマに沿って調べた内容を文章にまとめるので、最低限パソコンとインターネット環境さえ揃っていれば、どこででも仕事ができます。
欲を言えば、長時間座っていても腰に負担のかからない座り心地のいい椅子と、高さが調節できるテーブルなんかがあれば快適ですね。
運動不足が気になる方なら、バランスボールやスタンディングテーブルなどを取り入れるのもいいかもしれません。
買い物途中の休憩時に仕事がしたいので、モバイルWi-Fiもあればいいかも。
こんな感じで、自分の仕事内容と働き方から、必要なものをリストアップしていきましょう。
作業に必要なスペースや家族との共用状況を確認する
次に、仕事をする時に必要なスペースや、その場所が自分が使いたい時と家族が使う時間帯がかぶらないかなどを確認しましょう。
たとえば、洋服を作る仕事。
ミシンやアイロンを使ったり生地を広げたりするので、大きなテーブルか平らな広いスペースが必要になります。
その場所は、家族との共用スペースではないですか?
自分が作業したい時に、その場所は家族が使わない時間帯か、事情を話して使わせてもらえる時間帯かなどを確認しましょう。
家族がいない時間帯に使うのであれば、家族が帰ってくるまでに片付けられるかも大事です。
できないなら、別の場所を検討しないといけません。
予算と優先順位を決めて無理なく整える
在宅ワークに必要な環境を整えたり、スペースの確保をしたり、予算と優先順位を決めて、無理のない範囲で整えましょう。
何もかもを新しく買い揃えるのは、やる気も出るしモチベーションも上がるかもしれません。
しかし、いざテーブルも椅子も揃えてウェブライターとしてスタートしても、実際はソファで膝の上にノートパソコンを置いて作業するのがやりやすかったりしたら、かなり無駄になってしまいますよね。
いきなり手芸屋さんで生地をカットする時に使われてるような大きいテーブルを買うというのも現実的ではありません。
仕事柄どうしても必要、これは外せないというものを予算内で揃えていきましょう。
集中しやすい作業スペースをつくるポイント
在宅ワークをする上で、集中しやすい作業スペースというのはとても大事です。
自宅はそもそも仕事をするための場所ではないので、仕事をするためのスペースというものは敢えて作らないといけません。
ここでは、最低限意識すると集中しやすいスペースができるというポイントを紹介します。
仕事専用の場所を決めてオン・オフを切り替える
仕事専用の部屋、または場所を決めて、オン・オフを切り替えましょう。
外に出て仕事をする場所に行くわけではないので、家の中で仕事をする場所を固定すると、オン・オフが切り替えやすいです。
仕事用の部屋を作れるならそれがベストですが、なかなか難しいことも多いですよね。
それなら、リビングや寝室の一角など、できるだけ作業するスペースを固定しましょう。
自宅は、思ってる以上にオン・オフの切り替えがうまくいきません。
せめて、仕事のためのスペースを1か所でも決めておくと、オン・オフの切り替えがしやすくなります。
生活音や視界のノイズを減らして集中力を保つ
在宅ワークで仕事をする時、生活音や視界のノイズをできるだけ減らして、集中力を保つようにしましょう。
たとえば、テーブルを置くとします。
その時、自分の席が室内を見渡せるように置くよりも、壁に向けて置く方が視界ノイズが減り、気が散りにくくなります。
生活音に関しては、どこにいても多少なりともありますが、幼稚園や小学校の近くとかだと必要以上に賑やかですよね。
それが悪いわけではないのですが、その中で集中するのはちょっと難しい。
そんな時は、集中しやすくなる音楽をイヤホンやヘッドホンで聞いたり、耳栓で音を遮断したりといった対策をしてください。
作業するスペースの居心地の良さで選ぶ
仕事場にしようと思っているその場所が、自分自身にとって居心地がいいかどうか確認しましょう。
一人で集中できそうなスペースであったとしても、なんだか落ち着かない、集中はできるけど疲れる、と言った場合は、その場所はあなたにとって合わないということ。
集中できるならと思うかもしれませんが、こういう感覚的なものはなかなか侮れません。
その時限りであるなら問題ありませんが、長く続けようと思うのであれば、少しでも居心地のいいスペースを選ぶべきです。
逆に、居心地が良すぎて眠くなったり、リラックスし過ぎて仕事が進まないなら、それも仕事をするには向いてない場所ということになります。
疲れにくく快適に働くためのデスク・椅子選び
仕事に使うデスクや椅子選びは、長時間使い続けても疲れにくいものがおすすめです。
好みや必要なサイズ、スペースと相談しながら、予算に合わせて選びましょう。
ここでは、デスクと椅子を選ぶときに気を付けたい点を解説します。
椅子は高さや腰のサポートを確認して選ぶ
椅子は、座った時の高さや腰への負担を確認して選びましょう。
座り心地、フットレスト付きかどうか、腰のサポートが付いてるか、座面のクッション性など、確認すべき点がいくつかあります。
ただ、実際に長時間座ってみないと実際腰にどれくらいの負担がかかるのか、座り続けた時の座り心はわかりません。
1日に何時間くらい座るのか、自分にはどういう機能が必要か、テーブルと高さを合うか合わせられるかもチェックが必要です。
デスクはモニターの高さと合わせて調整し、姿勢を整える
デスクは、モニターの高さと合わせて調整できるものがいいでしょう。
モニターと目線を合わせ、姿勢よく作業できると疲れにくいです。
作業スペースに置けるサイズか、必要以上の大きさを選んでないか、逆に小さすぎないか、引き出しは必要かなども決めておくと迷いが少なくなります。
デスクの高さは調整できると便利ですが、椅子と高さを合わせたり、パソコンの高さ調整のツールを購入したり、自分に合う方法を試してみてください。
長時間の作業に備えて足元や手元も見直す
長時間の作業に備えて、足元や手元も快適にしましょう。
デスクワークは手元や足元の冷えや疲れが大敵です。
トイレが近くなったりお腹が痛くなって仕事どころではなくなったり、手が冷えると単純にタイピングのスピードが落ちてしまい、作業効率が悪くなります。
足元は靴下やレッグウォーマー、ブランケット、パネルヒーターで温めたり、フットレストを置いたり。
手元は、指ぬきの手袋やUSBのカイロなどを活用しましょう。
照明・温度・通信環境を整えて作業効率を上げる
作業効率を上げるために、照明や室温、通信環境を整えましょう。
モニターが見えやすい明るさ、快適な室温、ストレスのない通信環境が揃っていないと、作業効率は確実に落ちます。
仕事に支障が出る場合もあるので、要注意です。
手元と画面が見やすい照明を確保する
手元と画面が見やすい明るさを確保しましょう。
暗い部屋でも画面の光でキーボードは見えますが、目にかかる負担が大きすぎます。
自然光の中で仕事をするなら、外からの光で画面が見づらくないか、照明を使うなら照明の光が画面に反射しないかなどのチェックが必要です。
手元も見えやすいに越したことはないですが、画面の見やすさは目の疲れに直結するので、ちょうどいい明るさを確保しましょう。
換気や空調で快適な室温を保つ
室温は、暑すぎず寒すぎない、快適さを保ちましょう。
不快に感じたり、何もしなくても汗が流れてくる程暑かったり、肩が縮こまってしまうほど寒い部屋では仕事になりません。
暑さでイライラするし、何度も汗を拭く手間も発生するし、必要以上に肩も凝るし、作業効率以上に体にも精神的にもよくないです。
閉め切ってると空気も悪くなるので、換気と空調をうまく使って、快適な室温を保つよう工夫してください。
オンライン会議がある場合、通信回線や音声機器を確認する
オンライン会議がある場合、通信回線や音声機器が正常に作動するかどうかのチェックは必須です。
不安定な通信回線を使っていると、会議の途中で他の人の発言を聞き漏らしたり、反対に自分の発言が途切れてしまいます。
内容によっては後日また会議をしなくてはいけなくなったりと、会議の参加者全員に迷惑がかかってしまいます。
そうならないように、事前に最低限の通信回線と音声機器の動作確認をしておきましょう。
在宅ワークの生産性を保つための習慣と工夫
在宅ワークをする上で、生産性を保つ習慣や工夫が必要です。
在宅ワークは、スケジュールや環境など、全て自分で調整しないといけないので生産性が低下しがち。
ここでは、在宅ワークの生産性を保つための基本的な習慣と工夫を解説します。
始業・終業のルールを決めて生活にメリハリをつける
まず、始業と終業のルールを決めましょう。
在宅であれ、仕事です。
会社ほど厳密でなくても、ある程度ルールを決めた方が、プライベートとのメリハリがつきます。
- 〇曜日と〇曜日、〇時~〇時
- 子どもを送って、お迎えに行くまで
- 平日午前中のみ
- 週末旦那が子供を見てくれる時間(要相談)
- 子供が寝てから〇時間
など、ざっくりでもいいので決めておきましょう。
必要があれば残業するのか、残業はしないで翌日に持ち越しなのか。
これだけ決めておくだけでも、自分の中で仕事と生活の切り替えができます。
休憩や軽い運動を取り入れて疲れをためない
適度に休憩や軽い運動を取り入れて、疲れをためないようにようにしましょう。
在宅ワークは、通勤がない分、運動の習慣がない人はまったく動く機会がなくなります。
ずっと座ってパソコンと睨めっこのまま〇時間…ということも。
肩こりや血行不良、運動不足、毎日の疲れの蓄積を少しでも軽くするためには、自分で意識して動かなければなりません。
わざわざ定期的にジムに通う、まではしなくてもいいですが、マメにストレッチをしたり、適度に休憩をはさんだりしながら仕事をするようにしてください。
タスク管理で仕事の切り替えをスムーズにする
仕事とプライベートとの切り替えをスムーズにするためには、タスク管理が必要です。
- 終わりどころがわからなくなる
- ずっと仕事のことを考えてしまう
- 締め切り日時を間違える
といったことが防げるので、普段しない人も、仕事に関してはタスク管理をしましょう。
特に、大きな仕事や長い時間を必要とするような仕事は、内容を細分化することで進捗状況も把握しやすくなるのでおすすめします。
セキュリティと家族への配慮も忘れずに
在宅で仕事をするということは、家族がくつろぐ場所で仕事をするということを忘れてはいけません。
子供が触れる場所にパソコンを開いたまま置いておいたり、仕事部屋がない場合は家族への配慮も必須です。
ここでは、在宅ワークをするにあたって必要な配慮を説明します。
パソコンや書類を安全に保管し、情報漏えいを防ぐ
パソコンや書類から、情報が漏れないように気を付けましょう。
パソコンを開いたまま席を立ったり、書類を家族の目に触れる場所に置いておいたりしてはいけません。
情報はどんな形で、どこから漏れるか予測がつかないものです。
自宅だから、見たとしても家族だから、子どもだから、という考えはやめましょう。
誰に、であっても、仕事上の機密が守れないのであれば、在宅ワークはできません。
家族と作業時間や仕事スペースの使い方を共有する
家族と、仕事をしている時間や仕事に使うスペースや使い方などを共有しておきましょう。
家は家族が安らげる場所です。
仕事部屋が確保できる、リビングで家族がいる時にしかできないなど、家庭によって在宅ワークの環境も違います。
- 集中したいから声をかけないでほしい
- 〇時~〇時はダイニングテーブルを使いたい
- 〇時まではテレビの音量を控えてほしい
など、自分が仕事をするであろう環境や仕事内容に応じて、家族と共有しておきましょう。
家族の理解が得られないなら、話し合って、お互いが妥協できる内容にすることが大切です。
共有スペースでも仕事に集中できるルールを決める
家族との共有スペースでしか仕事ができなくても、集中できるルールを決めましょう。
自分の思い通りの環境で仕事ができる場合でも、たくさん妥協した場合でも、家で仕事をする限り、仕事に集中できるようルールを決めることをおすすめします。
- スケジュールやタスクを可視化する
- スマホは目に付くところに置かない
- 仕事を始める時と終わる時の儀式を決める
- タイマーを使って時間を区切る
- 体を動かす
家で仕事をするというのは特殊な環境です。
誘惑も多く、集中力が途切れるきっかけもたくさんあります。
そんな中でも、できるだけ集中できるように、いくつか可能な範囲でルールを決めておきましょう。
在宅ワークの環境づくりは優先順位をつけて進めよう
在宅ワークの環境づくりには優先順位が必要です。
その優先順位も、仕事内容や使えるスペース、個人のこだわりなどによって違います。
必須ではない在宅ワークの環境づくりは、自分の中での優先順位をつけて進めていきましょう。
まず、椅子・机・通信環境など毎日使うものから整える
まず、椅子や机、通信環境など、毎日絶対必要になるものから進めましょう。
通信環境は、今自宅で使ってるもので対応できるか、チェックが必要です。
対応できなければ、家の通信環境を新しく変えるか、在宅ワーク用に別で契約するかも検討しなければなりません。
机や椅子も、自宅のダイニングテーブルや子どもの勉強机を使うのか、別で仕事用に購入するのかから決めましょう。
子どもの勉強机を借りるなら子どもの了承を得て、子どもと時間の約束をしてください。
購入する場合は、必要なサイズと欲しいサイズ、実際に置けるスペースが必ずしも一致するわけではありません。
サイズの確認はしっかりして購入しましょう。
困りごとに合わせて必要なアイテムを追加する
次は、自分の中の困りごとに合わせて必要なアイテムを追加していきます。
- 腰痛持ちだから、クッション機能がある椅子がいい
- パソコン画面を長時間見るから、ブルーライトカットのメガネが欲しい
- 足元が冷えるから、パネルヒーターが欲しい
- パソコン用にアームレストが欲しい
- 運動不足になるからステッパーが欲しい
これらは、全てが必要なわけではありません。
気になるところ全部にアイテムを揃えていく必要もありません。
ここがどうしてもしんどい、と思うところから増やしていくといいでしょう。
実際に働きながら定期的に環境を見直す
働きながら、定期的に環境を見直しましょう。
最低限必要な物と、自分の困りごとに合わせてアイテムを揃えても、いざ実際に働きだすと、必要であっても自分には合わないもの、困りごとに合わせて準備したけど意外と使わないものなどが出てきます。
また、いらないと思ってたけど必要になったもの、思いがけなく必要になったものもあるでしょう。
そういったものは、実際に働いて、使っていかないと気付きません。
必要になったものはその都度買い足してください。
他のものは、ちょっとの違和感が大きなストレスになる前に、買い替えたり買い足しを検討しましょう。
自分なりの仕事のしやすい環境を整えて、快適な在宅ワークを
在宅ワークで仕事がしやすい環境を作るポイントを解説してきました。
仕事をする環境から仕事に集中できるようなルール作りまで。
在宅ワークに使えるスペースによって、家族の理解・協力の度合いによって、快適な在宅ワークが実現できるかは大きく変わります。
在宅ワークは、環境から集中力からすべて、自分で整えなければなりません。。
逆を言えば、家族の理解さえあれば、自分好みの職場ができるということです。
在宅ワークという特殊な環境柄、気が緩みがちでセキュリティが甘くなってしまうこともあります。
しっかりとオンオフを切り替えて、快適な在宅ワークができますように。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
